業務効率の改善により残業3割、在庫量2割の削減を達成
クライアント
観光地の土産品を扱う卸売業兼ファブレスメーカー
背景・課題
同社では、全国各地の土産品を企画から、生産までを一貫してビジネスとして展開していましたが、商品単価が安く数万の品種があり、不良在庫増加に伴う利益悪化や、経営管理システムの陳腐化による意思決定の遅れ等、経営に大きなインパクトを与える業務プロセスに関する課題を抱えていました。
それらの課題解決には、当時の企業規模に対してかなり大きな投資が必要で、その投資対効果を可視化/最大化させつつ、単品在庫管理が不可能といわれる業界の特性を解決するような方向性を策定すべく支援要請がありました。
スカイライトのサービスと成果
- 全ての業務領域/組織領域/IT領域の調査を実施しました。経営課題を見極め、業界/企業の特性や企業文化を把握した上で、
(1)在庫の一元管理
(2)業務の効率化・標準化
(3)業務品質の向上
(4)KPIの見直しと経営情報の信頼性向上という4つをゴールに設定し、同社のビジネスにもっとも合ったERPソリューションの選定から導入・定着化までを一貫して支援しました。
- ERPの導入によって、全社の情報の統合化・在庫の可視化がなされ、在庫高が前年比2割減、前月分の業績把握が翌月中旬から4営業日に改善されました。
- 営業現場へのハンディ端末の導入によって業務効率化と高品質化が達成でき、残業時間が対前年比3割減りました。
- 取引先との契約見直しと業務プロセスの標準化と再設計によって属人化からの脱却に成功しました。
- 今後発生しうる経営環境の変化に対しても、クライアントの社員だけで課題を解決していくことが出来るように、若手社員が中心となってけん引していくようなスキームでプロジェクトを進めました。役員の想いと現場の意向をつなぎ合わせる間接的な効果にもつながりました。