事例 : 組織・人

企業統合シナジー創出を担う特命部門の組織アセスメント

短期組織パフォーマンスアセスメント、組織編制、運営改善

概要

大手運輸業グループのIT改革を担うグループ内システム会社の統合とグループIT改革の本格化を控えた状況において、編制された特命組織に対して、第三者視点で組織パフォーマンスに対するアセスメントを実施し、グループIT改革の実現に向けた課題を可視化し、現行組織の見直しから、組織ミッション遂行に向けた短期、中長期の対策、組織編制の見直しや組織編制の留意点を提言しました。

背景

クライアントは、国内大手運輸業グループのITの企画・構築・運用を一手に担う情報システム会社。 グループ全体の既存システム群のリプレイスや集約といったグループIT中期経営計画が策定されており、この実施にあたり、グループ内の別会社であった情報システム関連の二社が統合し、IT改革を成功させることをミッションとしてグループ全体の期待を担っていました。 IT改革実行計画策定時点で、現状業務の数倍という業務増が見込まれており、ミッション達成に向けた組織のパフォーマンスを最大化することが求められていました。

アプローチ

パフォーマンスに影響を与える因子として、グループ内ユーザ企業や各システムベンダーなど複数のステークホルダーによって形成される外部環境と企業統合によって編成された組織・メンバといった内部環境の双方の視点から、パフォーマンス発揮を阻害する課題を可視化し、対策を検討しました。

ソリューション

品質、コスト、納期という観点において、ユーザ企業およびパートナーとなるシステムベンダーに対して、それぞれの現場および管理者に対するヒアリングを実施しました。第三者視点により、課題が発生している部門と安定している部門を定量的に明らかにすることで、パフォーマンスを阻害する要因が組織内部にとどまらないケースを明らかにしました。組織内部でとどまらないケースにおいては、ユーザ企業、パートナー双方に対する改善要求をスカイライトの第三者視点で作成し、スカイライトが調整を実施しました。 また、内部環境に対する調査については、部門責任者、中間管理職、現場メンバの三階層に対して、組織ミッションの浸透状況や、現業務における問題点をヒアリングにより明らかにするとともに、ヒアリング内容の裏付けとして、業務報告文書・勤怠情報を精査することで、組織ミッション達成に向けた正しい方向へ注力できているかを検証し、組織が有するポテンシャルと期待されるパフォーマンスを明らかにしました。
効果
組織アセスメントは、組織内部のみを見るものだと考えていたが、外部環境のアセスメントが加わることで、組織のポテンシャルをパフォーマンスとして顕在化する対応についての現実解を得られました。
組織ミッションが想定以上に浸透しておらず、部門責任者、中間管理職、現場メンバおよび部門間の責任分担があいまいになっていることが明らかになりました。
第三者の立場を活かし、それぞれの立場における本音を引き出すことで、本質的な課題を見出していただけた。
IT改革が本格化する次年度に向けて、組織編制のロードマップと編制における留意点が明示され、組織編制の重要なインプットとなった。
現場のリーダークラスに深く入り込んで、本音を聞き出してくれたことは第三者のアセスメントという手法によるものだったと感じている
このプロジェクトのコンサルタント
企業統合シナジー創出を担う特命部門の組織アセスメント
宮下 和之